1000円カットは儲かるのか

最近街中で1000円カットのお店をよく見かけることはありませんか。1000円カットが初めて登場した頃はわずか4店舗ほどだったのが、ここ最近で一気に400店舗ほどに市場が拡大しているのです。1000円カットと一般的な美容院と比べたときに、どちらがより儲かる商売なのでしょうか。

まず、1000円カットのお店は基本的にカットのみの受付です。シャンプーやスタイリングなど余計なものは一切省いているため、1人当たりにかかる時間は10分から15分の場合がほとんどです。極限まで無駄なことを省いているため、お客さんに使用するタオルは使い捨てで、予約制ではなく電話も置いていないことも多いです。また、雰囲気やリラックス効果などには一切重点を置いていないため、お店の中は簡素な作りとなっています。

このように、効率や回転率のみに重点をおいたお店作りをしているのが1000円カットの特徴です。一般的な美容院は、雰囲気も重視しリラックスできる空間作りとなっています。一人にかける時間はカットだけでも、シャンプーやブローなどを合わせると1時間弱はかかります。パーマやカラーリングをすると、一人当たり2時間以上は時間がかかることになります。

仮に1000円カットのお店と美容院の席数がともに6席だった場合、どちらが儲かるのでしょうか。1000円カットの場合、片付けの時間込みで一人あたり15分かかるとすると、1時間あたりにカットできる人数は24人となり、売上は24,000円となります。一般的な美容院の場合だと、1人当たり2時間かかると想定すると同じ6席で3人となり、客単価が8,000円だとすると24,000円となり1000円カットの売上と同じになるのです。しかし、美容院の場合は同じ売上でも、賃料や内装費にお金がかかるため1000円カットの方が利益ベースでは儲かる場合もあるのです。

1000円カットはサービスをピンポイントに絞り込むことで、いらない固定費を減らすことができるのです。そのため効率がよく回転率が高いお店の場合においては、1000円カットの方が儲かっているのかもしれません。

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